体の微妙な変化が現れる髪

髪は中国の言葉で「けつよ」というそうです。「けつよ」は血が余ると書いて、「血余」です。つまり昔の漢方医療では、髪の毛は血の一部と考えられていたということです。
今でも髪に残っている情報を調べることで、10センチくらい長さがあれば1年くらい前までさかのぼって、その人の健康状態や、薬物などを使用した形跡がわかるようですから、髪が体調の影響をもろに受けていることは事実ですね。
髪の変化でみんなが気にすることは、抜け毛とか、薄毛でしょう。美容に興味がない人でも、禿げるのは嫌ですから、気にしますよね。
抜け毛が急に増えてきたと感じる時、もしかしたらホルモンバランスが狂っているかもしれません。
男性ホルモンに5αリダクターゼという還元酵素が働きかけると、ジヒドロテストステロンというホルモンができます。
これは毛乳頭に結合して毛乳頭を休眠させてしまう働きをするんです。
簡単に言うと、髪が生えなくなるということです。そして今ある髪に対しても十分な栄養を届けなくしてしまうので、本当ならまだ生えていられる髪も抜けてしまうようになるわけです。
これが男性型脱毛症ですが、女性でもストレスなどでホルモンバランスが狂い、男性ホルモンが優位になると、同じように抜け毛が増え、髪全体が薄毛になってきます。
ホルモンバランスって本当に微妙なことなんですよね。ほんの少量の違いで体調が大きく変化してしまいます。
最近はあまり聞かなくなった「環境ホルモン」と言う言葉。これは人間のホルモンと似た働きをする化学物質のことで、25メートルプールの水に1滴ダイオキシンを入れた程度の濃さで人の体は影響を受けるそうなんです。
髪を大切にするなら、体調をまず整えるように心がけることが大切なんですね。